定年後の仕事の選択肢
|定年後も現役
定年退職後も職場を移し、正社員として再就職する人も多く、受入態勢を整える業種も少なくないと言うのが現在の働き方の形になっています。
まだまだ現役第一線で働きたい方、経済的理由からフルタイムの就業が必要な方は、正社員として頑張っている方も多く、定年後だからこそ有利な働き方をしている方もいます。
豊富な社会経験や専門知識を高評価し、定年退職者は有力な人材として仕事の求人も引く手あまた。
定年退職者が売り手市場になっている業界は数多くあります。
定年後も現役のように働けるので、定年退職者=リタイアと言う考えはもうないと思った方がよいでしょう。
前在職企業の取引先からのお誘いが無くても、業種や職種を変えて正社員・再就職の可能性もあります。
定年後という言葉に拘らず、働きたい気持ちがある方は定年後でも働ける仕事はきっと見つかります。
警備員として働く
例えば、最近シニアが注目する仕事として、年齢制限が無い「警備員」が挙げられます。
警備員は住んでいる近くで働くことができたり、週1回の勤務など少ない勤務日数でも働きやすく、キャリアが無くても研修を受ければ仕事も簡単に覚えられるので、すぐに活躍することができる仕事の1つといえます。さらに、深夜手当や皆勤手当てなど多くの手当てがつくのも特徴です。
定年後の職場との関係は、これまでのように正社員でなくても、契約社員・派遣社員・自営業などいろいろな働き方も選ぶことができます。
それぞれの働き方の特徴を紹介します。
■契約社員
自由時間を多く確保したい、肩の力を抜いて働きたいという方には、契約社員という選択肢があります。
一方企業側も、定年後の人材を契約社員として雇用する動きは、幅広い業種に見られ積極的に募集が実施されています。
定年後の働き方として契約社員と言う形を選ぶ人も多いです。
1ヶ月の労働時間に因り、社会保険の加入の有無など雇用条件が異なる為、確認作業が大切で、今までの働き方と違う環境でもしっかりと対応していけるようにする事が大切です。
契約期間の設定は企業毎に異なりますが、多くの場合は1年毎の自動更新で、その都度契約条件が見直されますので、今まで正社員としてしか働いた事がない方は注意が必要です。
■派遣社員
派遣会社を通じて再就業するスタイルも人気で、多くの定年退職者が登録しています。
派遣会社は働きたい人と企業をマッチングさせる役割ですが、派遣社員として100パーセント自身の意思で再就業先を決定出来る訳ではありませんので、派遣会社のシステムの確認をしっかり行う事が大切です。
雇用契約などに関しては派遣業者と出向先企業間で締結され、雇用条件が示される流れになります。
すなわち、勤務先と自身が直接雇用契約を交わしている訳ではありません。
しかし、業務内容や職責は基本は同じなので、正社員の時と変わらない働き方を期待される特徴があります。
■自営業
定年後、自由な働き方を選ぶ人も増えています。
退職金やそれまでの蓄えを開業資金として、自業主として第二の人生をスタートさせる方も少なくありません。
企業戦士時代から長年あたため続けた夢を具現化し、魅力的な働き方を実現できます。
これまでの経験を活かし経営者として幅広い視点で物事を見ることができるので成功している方も多くいます。
しかし、保障された給与はなく全て自身の責任になることから、ハイリスク・ハイリターンな土壌である事はしっかり認識して挑む事が大切です。
このように定年後も職場との関係や仕事や働くことは続いていくのです。
現在現役の方は、定年後も働くつもりで人生設計を立てることをおすすめします。