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定年退職とうつ病の関係

定年退職

うつとは

自身では理由が分からず、無気力となり全てを悲観的にしか捉える事が出来ない精神状態に陥る病気です。

意味も無く塞ぎ込み、理由も無く絶望感や無気力感に襲われ、生きる気力すら見失うケースもみられるので、うつの一般的な症状になっています。
対象的に異常な程の高揚館に包まれる「躁」状態と交互に症状が現れる、躁鬱(そううつ)状態が見られる人もいますので、注意が必要です。

確実な改善に際しては、心療内科で専門医のカウンセリングを受け、適切な処置を受ける事が必要ですので、うつだからと放棄せずにしっかりと診断を受ける事が大切です。

仕事をしなくなると発症する危険

いわゆる「仕事人間」「会社人間」と称されるタイプの方々が、定年後うつを発症する確率が高いデータが存在しています。
与えられた職責を全うする事に生き甲斐を覚えた数十年から、一転してノルマが無くなった事で、精神状態が混乱してしまう形が多くなっています。

基本的に受け身の価値感の人達は、いきなり1日24時間全てが自由時間という環境に茫然としてしまう事が多くなってしまいます。
趣味など仕事以外の楽しみを、在勤時期から持っておく事が、定年うつの回避にプラスの効果を出してくれます。

できるだけ話し相手を見つける

会社関連以外の人間関係を構築していなかった定年退職者にも、うつの発症確率が高い事が確認されています。
終日自宅で独り過ごし、妻との会話も断片的な状態が続けば、一気にうつ症状へと向かってしまうばかりです。

肩肘張らずに会話出来る相手の存在はうつ発症予防のみならず、張りのある毎日を過ごす上でも大切です。
共通の趣味を持つ相手、学生時代からの旧友など、話し相手とのコミュニケーションを積極的に図る姿勢を持つ事が大切です。

家族と話す機会を

「飯」「風呂」「寝る」だけの会話を長年続けて来た仕事人間だからこそ、定年を機会に家族との会話時間を増やす事が大切です。
仕事一辺倒で見えなかった我が家をしっかり見つめる時間がたっぷりだからこそ、積極的に話し掛ける事が大切です。
些細な会話や妻子からすれば的外れな話題でも大丈夫で、大切なのは距離感を自然に縮める事となっています。
家族との会話時間が増えれば、自ずと家庭内での居場所も出来、うつとは自然と疎遠な生活を送る事が出来るようになりますので、うつに悩まされない生活を送る事が出来ます。

うつは精神的な症状なので、なかなか気付かない症状となっています。
そのため、毎日の生活の中でうつとは疎遠になる対応をしっかり行っていく事で、うつ自体の心配をなくす事が出来るようになります。
うつは日常生活に支障を出してしまうので、しっかりと対応していく事が大切です。